温州みかん

ダメ夫家の裏庭には2本の温州(うんしゅう)みかんがあります。
温州みかんを育成する難しさは、隔年結果性にあります。隔年結果性とは、

多量に実をつける年 → ほとんど実をつけない年 → 多量に実をつける年

というように、結果の(実を結ぶ)多少が2年の周期性を持つ性質です。これを防止するためには、適切な剪定・摘果をしてやらなければなりません。剪定・摘果は、結果量だけでなく、実の大きさ、デンプン含有量にも影響を与えます。

ところが、柑橘類の剪定はとても難しいのです。現在は3月ですので、ちょうど剪定すべき時期にあたります。最も剪定をしてはいけない時期は、秋の終わりから冬の中期です。この時期は、みかんが越冬のため、栄養を葉や枝に貯めています。剪定すると、貯蔵された栄養も一緒に奪ってしまいます。場合によっては、冬を越せないものも出てきます。

冬が終わったといっても、剪定はやはり難しいのです。主幹、主枝、亜主枝、側枝、前年枝を見極め、さらに枝の伸びている方向も考慮する必要があります(例えば、内向枝は原則切りますが、切りすぎると主幹に日光が当たってしまってダメ)。本や資料を片手にみかんを育てているダメ夫にとっては最も頭を悩ませるものです。大失敗するとその年はもう期待できません。

上級者になると、種により剪定方法を変えるそうです。

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