リカバリディスク、インストールディスクがないとき

『ハードディスクドライブ(以下HDD)が不調でパソコンが起動しなくなったが、リカバリディスク、インストールディスクがない』というときの対処法を述べます。

一般に、最近の完全メーカ製パソコンを購入すると(すなわち自作でないパソコン)、OSのインストールCDが付属していません。ダメ夫はこれを忌々しき事態と考えているのですが、世の流れとして受け入れましょう。これが泣き寝入りなのか適応なのかはダメ夫の知るところではありません。

インストールCDが付属していないということは、OS(オペレーションシステム)とHDDは運命共同体だということを意味します。自作ユーザは、OSとHDDを個別に購入しているので、HDDが壊れても新たなHDDを購入してOSを入れなおすだけで済みます。

メーカ製のHDDが壊れてWindowsを呼び出せなくなった場合、理想的なのは他のパソコンを用いてデータを救出し、その後リカバリ領域からOSを復活させるというものでしょう。OS復帰後にデータを戻してやれば元通りです。

以前、ダメ夫がメーカ製パソコンの修理を頼まれたとき、理由は忘れてしまいましたが、Windows格納領域だけでなくリカバリ領域すら利用できない状態でした。そもそも、HDDが壊れているならリカバリ領域からOSを復帰させたところで、すぐに同じ事態に陥るでしょう。

そこでダメ夫が採った行動を説明します。

1. 新HDDを接続した他のパソコン(Aとする)を用意します。

2. 思ったよりも面倒なことに気がつき、今後はリカバリディスクを作成しておくことを決意。

3. 不調パソコン(B)のHDD(旧HDDとする)を取り出し、Aに接続します。
データの救出が可能ならこのときにしておくといいでしょう。

4. 旧HDDのリカバリ領域とされているパーティションのみを新HDDにコピーします。
このとき丸ごとHDDをコピーしようとしたのですが、Readエラーにより不可能でした。コピーにはEASEUS Disk Copy(フリーソフト)を用いたと思います。


5. 新HDDをBに接続し、リカバリ領域からリカバリを実行します。
成功すれば出荷時と同じ状態に戻ります。リカバリ後、データも戻してやりましょう。


6. 喉もと過ぎれば熱さ忘れる。
なんとかなったので、リカバリディスクの作成を見送る。




旧HDDのリカバリ領域が生きていたので、この方法で解決しましたが、物理的な破損などの場合、個別に新HDDとOSを購入すればよいと思います。インストールCDがあると心強いですよ。下手にメーカや小売店に相談すると買い替えを勧められます。OSが起動しないくらいでパソコンを丸ごと買うなんてバカらしいです。


ダメ夫はWindowsを使用していますが、Windows専用ソフトが必要でないなら、LinuxKnoppixなどの無料OSで事足りることも多いでしょう。


以上、ダメ夫らしい不親切な説明でした。

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